精選とは? 収穫されたコーヒーチェリーから生豆を取り出すこと。
主にブラジル、エチオピア、インドネシア、ベトナムなどで行われている方法。非水洗式、ナチュラルプロセス、ドライプロセスなど色々な呼び方があります。
設備が整っていなくてもでき、廃水やミューシレージなどの廃棄物も最小限に抑えられる方法です。
乾燥させる前に、水を使って選別を行うことがあります。浮くチェリー(フローター)と沈むチェリーを分けると、木や葉、不完全果実(果実内の種が不完全な形成をして軽くなったチェリー)、過熟果実が浮き、完熟果実、未成熟果実、石などの重いものが沈みます。
主にコロンビア・グアテマラなどの中南米、カリブ海地域、タンザニア・ケニアなどのアフリカで行なわれている方法。水洗式、ウォッシュトプロセス、ウェットプロセスなど色々な呼び方があります。
工程の中で選別の機会があるので、均一性が高くなる利点があります。ただ、発酵槽やミューシレージリムーバーなどの設備が必要であったり、工程中に多くの水を使うので廃水の問題などがあります。
1990年代にグリーンセパレーターが発明されブラジルで始まった方法。
果肉除去をした後、ミューシレージが付いている状態で乾燥をする点が特徴です。果肉除去を行う工程で未成熟果実を除くことができるのでナチュラルより均一性が高くなる点、ナチュラルより乾燥時間が短くて済む点が特徴です。ヌメリがあることでダマになりやすい為、他の方法より一層気を使う必要があります。
また、ミュージレージドライドや、ハニープロセスと呼ばれることもあります。
ハニープロセスでは、ミュージレージの残存率で区分し、ブラックハニーやレッドハニーなどと呼ばれることがありますが、統一された明確な基準はありません。
インドネシア スマトラ島やジャワ島の一部などにて行なわれている方法。
上記3つの方法と大きく違う点は、パーチメントを十分に乾燥させない状態で脱殻し、生豆の状態で乾燥をさせる点です。この工程が、マンデリン独特の深緑色の生豆を生むと言われています。また、この方法は気候や社会的な背景から生み出されたのではないかと言われており、風味も個性的です。ウェットハル(Wet Hulled)やスマトラ式と呼ばれ、マンデリンコーヒーの代表的な精選方法です。また、インドネシアでは「セミウォッシュ」と表現されたり、インドネシア語では「ギリンバサ(Giling-Basah)」と呼ばれます。
USプレミアムは、スタッフが現地訪問。コーヒーの成長過程を現地でしっかり見守り、産地パートナーとの密なコミュニケーションを大切にし、最高品質の生豆を提供しています。