生豆の保管で一番大事なことは? ズバリ!温度管理
一般的に生豆は高温に弱いと言われています。
高温だと劣化速度が速まり、低温だと劣化速度を遅くすることができます。しかし、低温の場合は湿度が高くなりがちです。生豆は湿度にも敏感なので、単純に低温場所に保管すればいいというものではなく、適度な温度管理が必要です。
ユーエスフーズでは海外から到着した豆を保管する港湾倉庫の保管庫を常に15度以下に保っています。
湿度が高いと、微生物の影響を受けやすくなり、変色や成分変化(脂肪分解が進み、枯れ味傾向になる)が進み易くなります。
また、乾燥しすぎてしまうと豆の水分が奪われ、カラカラになってしまいます。湿度の管理は難しいですが、注意すべきものの一つです。
極力湿度変化、温度変化を与えないような環境がいいのですが、定温倉庫を作るとなると大変です。
どういった工夫をすれば、生豆の品質を損なわず保存できるのでしょうか
生豆の状態が悪くなっていないか定期的にチェックしましょう。
いつまでも置きっぱなしにせず、早めに使い切るのがイチバン!
特に真冬や真夏は、外気と室内の空気は温度も湿度も大きく違うので、気を付けないと生豆に大きなダメージを与えてしまいます。
外と室内の空気が交じり合うドアや窓の近くには置かないようにしましょう。
日中とても高温になる場所は避けましょう。なるべく日当たりがない場所がベストです。高温になると劣化速度が速まってしまいます。
日光などはもちろん、外気に直接触れるのも生豆にとってはよくないこと。
麻袋などにいれた状態で保存しましょう。