ニカラグア サンタアナ農園 SHG を思い出しながら、
エリア担当に話を聞きました。
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常春といわれるやわらかな陽気につつまれ、
タバコ畑やさとうきび畑を横目にやわらかなスロープを登っていくとニカラグアの一大コーヒー産地、ヒノテガ地区に着きます。
コーヒーを求めてずんずん森の中に入っていき、小川のせせらぎが聞こえ始めると、繊細な花々で飾られたサンタアナ農園にたどり着きます。
品のあるおば様に招き入れられ、中庭のイスに腰をかけると
目の前には色とりどりの見たことのない色鮮やかな花々、
おまけに?ガラスのテーブルの上には巨大なカブトムシ・・・。
農園主であるリラおばさんとその旦那さんは、柔らかな味わいの自慢のコーヒーをふるまいながら、その歴史を語ってくれました。
おば様のお名前はアイダ・リラさん。
バッグマークの”white lila”のモデルとなった方です。
この農園はリラおばさんのおじい様が創り上げた農園で、およそ90年の歴史があります。リラおばさんはこの農園に生まれ、幼少時代をまさにこの地で、コーヒーの樹々に囲まれて過ごしたそうです。
お父様からこの農園を譲りうけてからも、カトゥーラをはじめとする伝統的な栽培品種、農園の環境を守りながら、旦那さんと二人三脚で農園を守ってきました。数十年たった今、足が弱ってしまったこともあり、リラおばさんのそばには旦那さんが常に寄り添っています。
この農園がある場所は、同じ地区の中でも昼夜の寒暖差が大きく、近隣の農園よりも完熟までのスピードが多少遅いようです。
その影響からか、生豆はコロコロと太り、熟度の均一性の高さが感じられます。
完熟果実を丁寧に収穫した後は、ニカラグアでは珍しいピニャレンセ社製のメカニカルサイフォンにかけられ、過熟や軽い果実が取り除かれていきます。
ここにサンタアナの「熟度の高さ」の秘密があります。
リラおばさんが守り続けてきた伝統と自然がつくりあげた、
やわらかで品のあるサンタアナを是非ともご賞味ください。
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素敵ですね!!
私もいつか訪問したいです。